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ホームルーターで一人暮らしのFPSはできる?夜のPingで8日判定の方法を解説!

ホームルーターで一人暮らしのFPSはできる?夜のPingで8日判定の方法を解説! 一人暮らし ホームルーター

「光回線の工事はできません」と管理会社に言われて、FPSを諦めかけている方へ。先に結論をお伝えします。

ホームルーターでも、条件がそろえばApexやVALORANTのランクは回せます。ただし、大会を目指すような競技志向なら光回線を選ぶべきです。そして、自分がどちら側かを決めるのは、比較サイトに載っている平均Pingではありません。あなたが実際に遊ぶ夜21時台に、あなたの部屋で測った数字です。

この記事では、次の4つがわかります。

  • FPSのタイトル別に、ホームルーターで遊べるかどうかの判定ライン
  • ホームルーターが光回線に遅延で勝てない理由と、有線LAN・5G SAで縮められる差
  • 契約後8日以内に「続けるか・やめるか」を判定する手順と、やめたときに残るお金
  • 2026年に変わった販路と料金を反映した、FPS向けホームルーターの比較

この記事を読めば、「ホームルーター FPS」で何度も検索を重ねる必要はもうありません。

FPSで見るべき3つの指標とホームルーターの立ち位置

ホームルーターとは、コンセントに挿すだけでモバイル回線を使い、自宅にWi-Fiと有線LANを提供する工事不要の据え置き型ルーターです。

FPSでは下り速度より、Ping・ジッター・パケットロスを確認したほうが実際のプレイ感を判断しやすくなります。

  • Ping(ピン):データを送ってから返ってくるまでの往復時間です。単位はms(ミリ秒)で、数字が小さいほど、撃ったボタンの入力が早くサーバーに届きます。
  • ジッター:Pingのばらつきです。平均Pingが同じ40msでも、30msと80msを行き来する回線では、敵の動きが一瞬飛んで見えます。
  • パケットロス:届くはずのデータが途中で欠ける割合です。弾が当たったはずなのにダメージが入らない、といった現象として現れます。

回線タイプ別のFPS適性(一人暮らし向け)

回線タイプ 平均Pingの目安 工事 使えるまでの期間 有線LAN FPS適性
光回線 約15〜30ms 必要 2週間〜3か月 ○ ◎ 競技志向まで対応
ホームルーター 約35〜50ms 不要 即日〜10日程度 ○(機種による) ○〜△ 条件次第でランクまで
ポケット型Wi-Fi 約35〜60ms 不要 即日〜1週間程度 ×(多くの機種) △ カジュアル向け
ネット無料物件 物件により大きく変動 不要 入居日から 物件による △〜× 夜に悪化しやすい

出典:平均Pingは「Wi-Fiのいろは」(株式会社NEXT)掲載の目安、利用開始までの期間は「カシワン」掲載の比較をもとに編集部で作成

ホームルーターは、光回線とポケット型Wi-Fiの中間に位置します。工事がいらないという点では光回線より有利で、アンテナと電源が安定している点ではポケット型Wi-Fiより有利です。

ここまではホームルーターの基本的な話です。FPSで実際に重要なのは、比較サイトの平均Pingではなく、自分の環境で夜にどれくらい安定するかです。

【結論】ホームルーターでFPSはできる?タイトル別の判定ライン

判定の基準は、ベストが15ms以下、許容ラインが50ms以下です。通信系メディアのカシワンが、FPS・TPSのPing目安としてこの値を掲載しています。

FPSタイトル別のPing目安とホームルーターでの判定

タイトル Pingの目安(メディア掲載値) ホームルーター(平均約38〜45ms)での判定
Apex Legends 15ms以下が快適 ○ カジュアル〜ランク中位。上位帯を狙うと差を感じやすい
VALORANT 15ms以下が快適 △〜○ 撃ち合いの一瞬の差が出やすいタイトル
Fortnite 15ms以下が快適 ○ カジュアル〜ランク中位
スプラトゥーン3 15ms以下が快適 ○ ナワバリ・バンカラなら遊べる範囲
格闘ゲーム(スト6・スマブラ) 20ms以下が快適 △ 通知や入力遅延が気になりやすい

出典:Ping目安は「カシワン」掲載のゲームタイトル別推奨環境。これはゲーム会社の公式値ではなく、メディアがまとめた目安です

主要なホームルーターの平均Pingは、カシワンがみんなのネット回線速度(みんそく)から引用したデータで、次のとおりです。

  • Speed Wi-Fi HOME 5G L13(WiMAX):38.61ms
  • home 5G HR02(ドコモ):43.12ms
  • Rakuten Turbo 5G:44.59ms
  • Airターミナル(SoftBank Air):38.74ms

どの機種も許容ラインの50msには収まりますが、ベストの15msには届きません。つまり、「遊べるけれど、光回線と同じ土俵ではない」というのが数字から見た答えです。

実際、ドコモ home 5Gの利用者がXで「pingが50前後で、スマブラはラグがあったりなかったり」「スト6ではゲーム側から遅いと通知が来る」と投稿した例を、カシワンが紹介しています。

光回線を選ぶべき人・ホームルーターで挑戦していい人

光回線を選ぶべき人

  • 大会出場や、最上位ランク帯を本気で狙っている
  • 格闘ゲームがメインで、フレーム単位の入力遅延が勝敗に直結する
  • ゲーム配信を毎日行う(上り速度も必要になる)
  • 工事の許可が下りる物件に住んでいる

ホームルーターで挑戦していい人

  • 賃貸で光回線の工事ができない、または開通まで数か月待つ
  • ランクは「中位を楽しめれば十分」と考えている
  • 1〜2年で引っ越す可能性がある
  • 契約後8日以内に、自分で計測して判断する手間を惜しまない

編集部ワンポイントアドバイス

「比較表の平均Pingが40msでも、安心はできません。FPSで撃ち負ける原因は、平均値よりも『揺れ』のほうが大きいことが多いんです。

夜に30msと70msを行き来する回線は、ずっと50msで安定している回線より体感が悪くなります。みんそくもPingと並べてジッターを公開しているので、平均だけでなく揺れの数字も必ず見てください。」

なぜホームルーターは光回線に遅延で勝てないのか

みんそくのデータでは、ホームルーターの平均Pingは50.43ms、光回線は19.31msです(カシワン掲載)。約2.6倍の差があります。この差は、通信経路を「宅内」「基地局までの無線」「インターネット」の3区間に分けると説明できます。

FPSの通信経路と「効く対策・効かない対策」
①宅内区間は、ゲーム機からホームルーターまでの区間です。Wi-Fiで接続すると、電子レンジや隣の部屋のWi-Fiと電波がぶつかり、Pingが揺れる原因になります。LANケーブルでつなげば、この区間の揺れはほぼなくなります。

②無線区間は、ホームルーターから携帯電話の基地局までの区間で、ホームルーターの遅延の大部分はここで生まれます。光回線はこの区間が光ファイバーなので、電波の混雑や障害物の影響を受けません。

カシワンも、有線接続で家の中の電波干渉は解消できるが、ルーターの外が基地局との無線であることは変わらず、光回線と同じ品質にはならないと説明しています。

この②の区間を縮める技術が5G SA(スタンドアローン)です。従来の5G(NSA)は、制御にかかわるコア設備を4Gと共有していました。

5G SAはコア設備から基地局までを5G専用の技術で構成します。そのため、5G SAで得られる最大の効果は速度ではなく遅延の低下だとされ、FPSのラグ軽減が期待されています。

ただし、5G SAには条件があります。

  • 対応機種が必要:カシワンの比較では、主要4機種のうち5G SAに対応しているのはSpeed Wi-Fi HOME 5G L13だけです。UQ WiMAXは2023年6月1日にL13を発売し、同時に5G SAサービスを始めています。
  • 対応エリアが必要:ドコモは、5G SAのエリアは通常の5Gエリアとは別だと明記しています。WiMAXでも5G SAのエリアは拡大途中です。

③インターネット区間は、基地局からゲームサーバーまでの区間です。光回線でもホームルーターでも条件は同じで、利用者側では改善できません。

「5G SA対応だから光回線並み」という宣伝を見かけたら、この3区間を思い出してください。5G SAが縮めるのは②の一部で、光回線との差をゼロにするものではありません。

ホームルーターでFPSは「8日で判定」できる|夜21時のPing・ジッターで決める

通信サービスには、電気通信事業法にもとづく初期契約解除制度があります。総務省の説明では、契約書面を受け取ってから8日以内であれば、利用者の都合だけで契約を解除できます。

この8日間を「自分の部屋でFPSが成立するかを測るテスト期間」として使うのが、光回線を引けない一人暮らしにとって最も損をしにくい選び方です。

ただし、この制度には大きな落とし穴があります。先に測り方を説明し、落とし穴は最後に詳しく解説します。

平均Pingを信じてはいけない3つの理由

理由① メディアによってデータが大きく食い違う

L13の下り平均速度は、カシワンでは280Mbps以上、wimaxvoiceがまとめたみんそくの直近3か月のデータでは118.93Mbpsです。2倍以上の開きがあります。

集計期間や条件の違いが考えられますが、カシワンの運営会社はカシモWiMAXの関連会社であることを自ら開示しています。どちらの数字もそのまま信じず、幅を持った目安として見るのが安全です。

理由② みんそくのPingは、ゲームサーバーまでのPingではない

みんそくは、Akamai CloudとVultrの東京リージョンのサーバーを使って測定しています。比較サイトに並ぶPingは「東京の測定サーバーまでの往復時間」であり、Apexやヴァロのゲームサーバーまでの値ではありません。

理由③ あなたが遊ぶ夜が、いちばん条件が悪い

カシワンが掲載したL13の時間帯別データでは、Pingは朝39.12ms、夜44.38ms、深夜38.51msでした。みんそくの「夜」は20時〜22時59分を指します。仕事から帰ってランクを回す時間帯は、ちょうど数字が悪くなる時間帯と重なります。

Ping・ジッター・パケットロスの測定方法

8日間テストでは、次の手順で計測します。

  1. ゲーム内のネットワーク表示をオンにする
    Apex、VALORANT、Fortniteなど、多くのFPSは設定画面でPing(レイテンシ)やパケットロスを画面に表示できます。これが「ゲームサーバーまでの本当の値」です。
  2. 速度テストサイトでPingとジッターを記録する
    みんそくなど、ジッターも表示されるサイトを使います。ゲーム内の値と並べて記録すると、「回線そのものの揺れ」と「ゲームサーバー側の混雑」を切り分けやすくなります。
  3. 21時台に、3日以上測る
    1日だけでは、たまたま空いていた日に当たる可能性があります。平日と休日を1日ずつ含めると、判断の精度が上がります。
  4. 有線とWi-Fiの両方で測る
    有線で改善するなら、原因は宅内区間です。有線でも悪いなら、原因は無線区間なので、設置場所の見直しか機種・回線の変更を検討します。
  5. 判定シートに記入する
    記事の後半にある「8日間判定シート」の計測ログ表に書き込んでいきます。

パケットロスについては、1%を超えると敵がワープするような体感ラグが起きやすいとする専門メディアもあります。ただし、この1%はそのメディアが示した目安で、公式の基準ではありません。「0%が続くか、ときどき跳ねるか」を見る程度に使ってください。

8日間テストのスケジュール

日程 やること チェックポイント
Day0(端末到着日) 契約書面とサービス開始日を確認し、8日目の日付をカレンダーに入れる 起算日を事業者の案内で確認する
Day1〜2 窓際・床から離れた場所に設置し、有線LANで接続する 5G(または5G SA)の表示が出るか
Day3〜6 21時台に、ゲーム内Ping・ジッター・パケロスを記録する 平日と休日を1日ずつ含める
Day7 判定シートのフローチャートで判断する 解約する場合は、この日のうちに書面を発送する

起算日には注意が必要です。一般的には契約書面を受け取った日が基準ですが、サービスの提供開始日のほうが遅い場合はそちらを起算日とする解説もあります。

申し込んだ日から数えてしまうと、思っていたより早く期限が来ることがあります。契約時の書面で、起算日を必ず確認してください。

初期契約解除の落とし穴:端末は守られない

8日以内でも、端末代まで必ず返金されるわけではありません。国民生活センターは、初期契約解除制度では通信サービスと一緒に購入した端末の契約は対象にならず、端末費用は消費者の負担になると説明しています。

解除までのサービス利用料や事務手数料も請求される場合があります(工事費・事務手数料には上限があります)。

事業者ごとの扱いは、たとえば次のように異なります。

  • Rakuten Turbo:初期契約解除の対象は回線契約を含むSIMのみで、製品と付属品は対象外だと公式サイトに明記しています。
  • GMOとくとくBB(WiMAX):解除料はかかりませんが、事務手数料3,300円は請求されるとしています。
  • カシモWiMAX:関連会社のメディアであるカシワンは、初期契約解除で解約違約金と端末代金が免除されるとしています(事務手数料と返送料は自己負担)。

初期契約解除の扱いは事業者ごとに違います。回線を解約できても、端末代だけ残るケースがあるので、申し込み前に確認しておきましょう。

なお、総務大臣の認定を受けた一部のサービスには「確認措置」という別の仕組みがあります。電波状況が不十分だった場合などに、端末も含めて解除できるものです。対象かどうかはサービスごとに異なるため、契約前に事業者へ確認してください。

編集部ワンポイントアドバイス

「窓口で一番多い誤解が『8日以内なら全部返せる』です。制度で守られるのは回線の契約で、端末は別の売買契約として残るケースがあります。国民生活センターも、端末は対象外だとはっきり書いています。申し込み画面で『端末の扱い』と『解除の方法(書面かどうか)』の2点を確認するだけで、損をする確率は大きく下がります。」

FPS向けホームルーター比較【2026年版】

8日間テストを前提に、FPSに関わる項目だけに絞って比較します。

FPS向けホームルーター4機種の比較

項目 Speed Wi-Fi HOME 5G L13(WiMAX +5G) home 5G HR02(ドコモ) Airターミナル6(SoftBank Air) Rakuten Turbo 5G
平均Ping(みんそく) 約38〜45ms 約43ms 約39〜42ms 約45ms
夜の傾向 夜44.38ms/深夜38.51ms — 夜に遅くなるという口コミが多い —
5G SA ○ ×(本比較の時点) × ×
有線LANポート ○(2ポート) ○(2ポート) ○ ○
月額料金(税込) プロバイダにより異なる(例:カシモWiMAXは2か月目以降4,818円) 5,280円 5,368円(2026年12月から+330円) 4,840円
端末代(税込) プロバイダにより異なる(例:カシモWiMAXは39,600円・36回) 73,260円(48回で実質0円) 95,040円(2026年7月15日申込分から。48回で実質0円) 41,580円(48回で実質0円)
初期契約解除での端末 プロバイダにより異なる 公式で要確認 公式で要確認 対象外(公式に明記)
Web申込み窓口 各WiMAXプロバイダ ドコモオンラインショップ 公式・代理店 楽天モバイル

出典:Ping・端末仕様・料金はカシワン(みんそく引用)、wimaxvoice、各社公式を参照。料金は2026年9月時点で、キャンペーンにより変動します

FPSの観点で見ると、ポイントは3つです。

  1. 5G SAに対応しているのはL13だけです。お住まいの地域が5G SAエリアなら、遅延の面で最も有利になる可能性があります。
  2. ドコモ home 5Gは、対応エリアの広さを重視する人が検討しやすい機種です。ただし5G SAには対応しておらず、比較した4機種のなかで端末代が高めです。
  3. SoftBank Airは夜間の速度低下を指摘する口コミが目立ちます。カシワンが紹介した口コミでも、夜にオンラインゲームが厳しいという声が複数ありました。

2026年に変わったこと(販路終了・値上げ)

比較記事の料金表は、2026年に入って一気に古くなっています。

  • ドコモ home 5G:2026年3月16日に主要代理店のWeb申込みサイトが閉鎖され、GMOとくとくBBも受付終了を公表しています。現在のWeb申込み先はドコモオンラインショップです。代理店のキャッシュバックを案内している記事は、すでに受付終了している可能性があります。
  • SoftBank Air:端末素材の原価高騰を理由に、2026年7月15日の申込分からAirターミナル6の端末代が改定されました。端末代を相殺する月月割も、48か月×1,980円に変わっています。
  • SoftBank Air:2026年12月1日から、月額基本料金が一律330円値上げされます。すでに契約している人も対象です。

8日テストに向いた回線の条件

ここまでの内容を踏まえると、光回線を引けない一人暮らしがFPSのために選ぶ回線は、次の4条件で絞り込めます。

  • 初期契約解除の際の端末の扱いが公表されている(または端末がレンタル)
  • 契約期間の縛りがない
  • 5G SAに対応している(お住まいの地域が5G SAエリアの場合)
  • 有線LANポートがある

ホームルーターのPingを下げる5つの手順

契約後すぐに試せる改善策です。それぞれ、先ほどの3区間のどこに効くかを併記します。

  1. LANケーブル(CAT6以上)で有線接続する【①宅内区間】
    Wi-Fiの電波干渉がなくなり、Pingの揺れが小さくなります。LANケーブルは同梱されていない機種が多いため、端末が届く前に用意しておくとDay1から計測できます。
  2. 窓際の、床から離れた位置に置く【②無線区間】
    基地局からの電波を受けやすくなります。電子レンジや金属製の棚、水槽の近くは避けてください。
  3. 5G・5G SAの表示が出るか確認する【②無線区間】
    4Gしかつかめない場所では、Pingが悪化しやすくなります。置き場所を変えて表示が変わるか試してください。
  4. 夜の混雑時間を把握する【②無線区間】
    計測ログで「何時ごろから悪くなるか」がわかれば、ランクは混雑前に回し、混雑時間帯はカジュアルに切り替える、といった使い分けができます。
  5. プレイ中はバックグラウンドの通信を止める【①宅内区間】
    ゲームのアップデートや、スマホでの動画再生が同じ回線で動いていると、Pingが跳ねる原因になります。

注意点として、有線接続をしても基地局までは無線のままです。5つすべてを実行しても、光回線と同じ品質にはなりません。改善の目標は「光回線並み」ではなく、許容ラインの50ms以下で、揺れの少ない状態に置いてください。

一人暮らし特有の判断|賃貸・引っ越し・端末残債

マイナビニュースの一人暮らし300名への調査(2026年1〜2月実施)では、ホームルーターの利用率は18.0%でした。引っ越しの際に最も重視することは「すぐ使える」で、58.0%が選んでいます。工事を待たずに使える点が、一人暮らしにホームルーターが選ばれる理由です。

一方で、一人暮らしには特有のリスクもあります。

工事ができない物件の場合
光回線の工事には、大家さんや管理会社の許可が必要です。許可が下りない場合、自宅で有線LANを使えるのは、ホームルーターが現実的な選択肢になります。

ネット無料物件の場合
建物全体で1本の回線を共有しているため、住人がネットを使う夜に遅くなりやすい傾向があります。蓮さんのように夜のPingが80msを超えるなら、ホームルーターを別に契約するだけで改善する可能性があります。

引っ越しの予定がある場合
多くのホームルーターは、端末代を36〜48回の分割にして、毎月の割引で相殺する「実質0円」の仕組みです。途中で解約すると割引が止まり、残りの端末代を一括で請求されることがあります。

解約タイミング別の撤退コスト(端末購入型の例)

解約のタイミング 端末購入型(例:端末代95,040円・48回払い) レンタル型
8日以内(初期契約解除) 事務手数料 + 利用日数分の料金 + 端末の扱い次第で端末代 事務手数料 + 利用日数分の料金 + 返送料
1年後(12回支払い済み) 端末残債 約71,280円(95,040円 − 1,980円×12回) 解約金の有無を確認
2年後(24回支払い済み) 端末残債 約47,520円(95,040円 − 1,980円×24回) 解約金の有無を確認

計算例:SoftBank Airの2026年7月15日以降の端末代(95,040円・48回払い=月1,980円)をもとに編集部で試算。実際の残債は契約内容により異なります

転勤や更新のタイミングで1〜2年以内に引っ越す可能性があるなら、端末代が安い機種、分割回数が短い機種、またはレンタル型を選ぶと、撤退コストを抑えられます。

保存版: ホームルーターFPS 8日間判定シート

使い方: このセクションをスクリーンショットして、スマホに保存してください。契約前はチェックリスト、契約後は計測ログと判定フローを使います。

① 判定フローチャート

ホームルーターFPS 判定フローチャート

② 夜間計測ログ表

日付 時刻 接続(有線/Wi-Fi) ゲーム内Ping ジッター パケロス 体感メモ
Day3 21:00 ms ms %
Day4 21:00 ms ms %
Day5 21:00 ms ms %
Day6 21:00 ms ms %

③ 撤退コスト計算式

解約時の負担 = 事務手数料 + 利用日数分の料金 + 端末残債 + 返送料

端末残債 = 端末代 −(毎月の分割額 × 支払済みの回数)
※初期契約解除で端末が対象外の事業者では、8日以内でも端末残債が発生する

④ 契約前チェックリスト

  • 自宅が5G(できれば5G SA)のエリアかを、公式のエリアマップで確認した
  • 機種に有線LANポートがあり、LANケーブル(CAT6以上)を用意した
  • 初期契約解除の際の「端末の扱い」を、申込先の公式ページで確認した
  • 解除の方法(書面で送るのか、送付先はどこか)を確認した
  • 起算日(書面の受領日・サービス開始日)の数え方を確認した
  • 端末代の分割回数と、途中解約時の残債を計算した
  • 今後の値上げ予定(例:SoftBank Airの2026年12月改定)を確認した
  • 申込窓口が現在も受付中かを確認した(例:home 5Gの代理店Web申込みは終了)
  • キャッシュバックに返還条件(一定期間内の解約で返金)がないか確認した
  • 計測に使うゲームの「ネットワーク表示」の設定場所を確認した

ホームルーターと一人暮らしのFPSに関するよくある質問

Q1. ホームルーターでFPSはできますか?

条件がそろえばできます。主要機種の平均Pingは約38〜45msで、FPSの許容ラインとされる50ms以下には収まります。ただしベストとされる15ms以下には届かないため、競技志向なら光回線が向いています。

Q2. FPSに必要なPingは何msですか?

通信系メディアの目安では、快適にプレイできるのが15ms以下、プレイ可能なのが50ms以下です。これはゲーム会社の公式値ではないため、あくまで判断の目安として使ってください。

Q3. ホームルーターのPingは夜に悪化しますか?

悪化する傾向があります。カシワンが掲載したL13の時間帯別データでは、夜は44.38ms、深夜は38.51msでした。夜に遊ぶ方は、夜に計測して判断してください。

Q4. 有線接続すれば光回線並みになりますか?

なりません。有線接続で改善するのは宅内のWi-Fi区間だけで、ホームルーターから基地局までは無線のままです。ただし、Pingの揺れを小さくする効果はあります。

Q5. 5G SAとは何ですか?FPSに効果はありますか?

5G SAは、コア設備から基地局までを5G専用の技術で構成する方式です。遅延の低下が期待でき、FPSのラグ軽減につながる可能性があります。ただし、対応機種と対応エリアの両方が必要です。

Q6. ホームルーターで一番Pingが低いのはどれですか?

みんそくのデータ(カシワン引用)では、L13が38.61ms、Airターミナルが38.74msで、ほぼ横並びです。データの取り方で数値は変わるため、機種の差より「自宅の電波環境」と「時間帯」の影響のほうが大きいと考えてください。

Q7. 初期契約解除で端末代も返ってきますか?

事業者によって異なります。国民生活センターは、一緒に購入した端末は制度の対象外だと説明しています。Rakuten Turboのように、端末が対象外だと明記している事業者もあります。契約前に申込先の公式ページで確認してください。

Q8. 賃貸で光回線の工事ができないときはどうすればいいですか?

光回線を引けないなら、有線LANでゲーム機をつなげるホームルーターが候補になります。契約後8日以内に、夜のPingを計測して判断する方法をおすすめします。

Q9. ポケット型Wi-FiでFPSはできますか?

カジュアルプレイならできる場合もありますが、多くの機種は有線LANに対応していません。Pingが揺れやすいため、FPSが目的ならホームルーターを優先してください。

Q10. ネット無料物件でFPSはできますか?

物件によります。建物全体で回線を共有しているため、夜に遅くなりやすい傾向があります。夜のPingが50msを大きく超えるなら、ホームルーターを別に契約することを検討してください。

まとめ:工事NGでも、データで判断すればFPSは続けられる

  • 平均Pingではなく、夜21時台の自分の部屋の数字で判断する
  • 契約後8日以内に、ゲーム内Ping・ジッター・パケロスを計測する
  • 契約前に「初期契約解除での端末の扱い」を必ず確認する

光回線を引けない部屋に住むことになっても、FPSを諦める必要はありません。大切なのは、他人の平均値ではなく自分の環境のデータで決めることです。そして、「ダメだったときにいくら残るか」を先に計算しておけば、安心して試せます。

判定フローで「ホームルーターで挑戦」となった方は、8日テストの条件を満たす回線から始めてみてください。

【参考文献】

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